最近、時々あるDC5のこんな症状をご紹介します。
街乗りメインで年に数回サーキットを走行される走行10万キロのDC5が入庫されました。
「最近ギヤの入りが悪く、走行中にギヤが抜けることがある。それと4速から5速に
シフトアップするときにリバース側ゲートに少し入ってしまい、シフトしにくい事が
ある。」
との事でしたので、試乗チェックしてみるとたしかに全体的にギヤの入りは悪く、
本来走行中には入らないリバース側に少し入ってしまう症状がありました。
症状からギヤ、シンクロ等の磨耗とシフトレバーに不具合が有ると判断し
オーバーホールをすることになりました。
すると、やはりギヤ、シンクロは距離相応に磨耗しておりました。
そして、
写真はシフトレバー。分解して詳しく調べることに。
DC5等のK型のミッションは、通常このリバースセレクトロックソレノイド(写真左)に
よって時速20km以上でリバースギヤへシフトできないように制御されていますが
矢印部のカムやレバーの磨耗でガタが生じるとその分だけリバース側にシフトできて
しまいます。
今回、ギヤ、シンクロ、ベアリングの他に、このレバー、セレクトカムも交換したことで
スムーズで確実なシフトフィールとなりました。
これでサーキット走行でのすばやいシフトも安心して出来ますね!
また何かございましたらお気軽に相談して下さい!!
Posted by 原
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