スターター不良

先日、ＤＣ２のお客様から「デスビを交換して欲しい。」との電話があり、詳しい症状を聞いてみると、最近、しばらく運転してエンジンが温まった状態でエンジンを一度切り、再度エンジンをかけようとすると掛からなくなることがあるとの事でした。



走行距離が約9万キロでしたのでデスビも不具合が起きてもおかしくは無いので、まずは入庫後、聴診器でデスビの音をチェック。
特にエンジンが掛からなくなるほどの異音は感じられませんでしたが、距離が距離なので一度新品に交換しておきたいとのお客様の要望がありデスビは新品にして、もしもの時のために外した古いデスビはスペアとしてキープしておくことになりました。

そして問題のエンジンが掛からなくなる症状ですが、エンジンが温まると時々スターターが回らなくなる事からスターターモーターのマグネットスイッチをチェックすることにしました。



写真左はスターターモーターASSY。写真右上があらかじめ用意しておいた新品のマグネットスイッチで右下が外したものです。スターターはモーターとマグネットスイッチからなっており、車種問わず起こることがあるのですが、このマグネットスイッチが接点不良を起こしスターターが回らなくなることがあります。



通常マグネットスイッチは非分解ですが、写真左のように分解してチェックしてみると、やはり接点（写真右）が磨耗しており、接点不良が起きておりました。

ちなみにスターターモーターASSYで交換となると部品代が￥63,420も掛かってしまいますが、マグネットスイッチだけを交換すれば￥19,635で済んでしまいます。

年式によってはスターターモーター不良が時々見られますが、今回のような症状が出たらマグネットスイッチを調べて見ましょう！

Posted by 原
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