ボルト破談.jpg

今日はS2000のお客様でサスペンションアーム交換、リジカラ取付の作業予定でしたが・・・。

サブフレームF.jpgフロントボルト1.jpgフロントボルト2.jpg

写真左はフロントのサブフレームが下りている状態です。
通常ですと写真中央の様に、ボルト6本でボディと締結されていますが、そのうちの1本が錆で固着してしまい、どうにも緩めることが出来ず最終的に破断してしまいました。(写真右)

ボルト破断2.jpgボルト1.jpgボルト錆.jpg

S2000の場合、ミッションやエンジンを脱着する際にはこのボルトを緩めて50ミリ程サブフレームを落とすのですが、経年の錆や砂利の噛み込み等でボルトが固着していることが最近よく見られます。今回の様に完全に固着してしまうと破断してしまうので、クラッチ交換等の作業でボルトを外すことがあれば錆や汚れ、曲がりを入念にチェックし、必要であれば新品に交換しグリスを充分に塗布し組み付けましょう。

IMG_7868.jpgIMG_7871.jpg

写真のグリスはリジカラに付属しているグリスですが、ボルトのかじり防止にもなるんです。
画像の様にボルトにまんべんなく塗布し、締め付けましょう。
そうすれば、次回の作業はこのような悲劇にはならないですよー!!

ボルト切削.jpg

因みに画像はボディ側に残された14ミリのボルトを薄皮1枚になるまで、ドリルで切削しているところです。ボディ側のねじ山を決して傷付けないように慎重な作業が必要です。
折れたボルトを取り除くのに5時間!!無事にリジカラを取付け、作業は完了しました。

Posted by 吉澤
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