自然吸気エンジンのメカニカルチューニングといえば何を思い浮かべますか?
フルバランスやハイコンプレッション化、ポート研磨、燃焼室の容積合わせ、、、多くの選択肢があり迷いますよね。
その中から確実で耐久性も確保した、賢いエンジンチューニングを今日はご紹介します。
こちらのシビックTYPE-Rユーロ FN2 はサーキット走行でモアパワーを求めるオーナー様。
相談の結果選んだチューニングは、ハイカムシャフトの取り付けです。
SPOONのハイカムはパルブスプリング交換が不要です。
無闇な高回転追求はハイレートなバルブスプリングを必要とし、フリクションが増し機械的なロスの要因となります。
ノーマルバルブスプリングでの伸びやかで自然な回転フィールも捨てがたい魅力ですしね。
ハイカムシャフトIN、ハイカムシャフトEX
ピストンTOPを計測しながらカムタイミングを調整確認します。
バルブクリアランスの調整は、チェーンテンショナーのロックを外しチェーンは正規に張った状態で行います。
テンションの有無でクリアランスは変化します、純正の基準値の範囲に収めながら各部をキッチリそろえます。ヘッドカバーを取り付けて完了、パワー、フィーリング共に超絶モノ!
実に気持ちイイ~息の長い、真のNAエンジンの加速を味わってください。
作業時間は7時間ほど、費用総額¥167,814(税込)でした。
走行距離が75000kmのシビックTYPE-R FD2 はどんなチューニングを選んだのでしょう?
エンジン音が大きくなった気がするオーナー様、一度も調整していないのでバルブクリアランス調整を行う事になりました。
ヘッドカバーを外して、、エンジン内部はとてもキレイ、安心しました、、、
今回は、リジカラ取り付けアライメント調整も同時施工、朝お預かりの夕方返却、費用は総額¥115,974(税込)でした。こちらのS2000 AP2もバルブクリアランスの調整です。
メカニカルノイズが気になり作業をご依頼頂きましたが、後日お電話が、、
「静かになるのは想定内だったけど、明らかにパワーが上がった、乗りやすくなったよ!」バルブクリアランスは、全てを精確に合わせ込む事でバルブタイミングが揃いパワーアップに繋がります。
作業はエンジンの冷却時間を含め6時間ほど、費用総額¥28,711(税込)でした。
チューニングの意味を調べると、調律、同調といった言葉が出てきます。
ただ闇雲にパーツを選び装着する事は、そのクルマ、そのオーナー様に
本当に必要な、本来の意味のチューニングではありません。
ホンダの凄さ、凄み、TYPEONEで体感してください。
Posted by Jomoto