入庫したS2000は国内最終モデルのTYPEーS、
走行距離は3万5千kmで購入されたオーナー様のオーダーで
駄目だし走行チェックして不良部分を診断、そこをリビルトしたレポートです。
走行は10分程度、距離数キロでクルマの状況は判断が可能です。
2階に上げて作業に着手、
主な作業はクラッチ交換、それにはミッションを降ろすので
サブフレームを途中まで降ろしてエンジンを傾けます。
スロットルには赤→の専用カバーを被せて異物の混入を防ぎます。
締結ボルトには赤→のクビレ部があるんですね、
いわゆるクラッチ交換時にフロントサブフレームを10cm程度下げるので、
このクビレ印が見えるまで下げてエンジンを傾けます、
青→がリジカラですね。
リジカラブログは
↓
http://www.rigidcollar.jp/blog/
クラッチは完全磨耗してました~。
CLUTCH COVER CLUTCH DISK[NON-ASB.] RELEASE BEARING
ミッションを積んで、、
↓
TRANSMISSION OVERHAUL
ブレーキローターの赤〇部を拡大すると、、
青→まで磨耗、使用限界を超えていました。
ローターは4枚とも新品に交換です。
タイプワンでは新品ローターに防錆処理を施し交換しています。
↓
S2000 ブレーキローター フロント S2000 ブレーキローター リヤ
試乗前の1回目アライメントチェック、
試乗して各部をチェック、すると駆動系から振動が、、
ホイルバランスに狂いが、、Reバランスさせ調整しました。
納車前に最終のアライメントを精密に調整して作業完了です。
修理の総額は¥515,670円、作業は3日でした。
中古車は走行距離だけで程度を判断してはいけませんよ、
ズバリ程度の良いS2000をご検討中の方に。
↓
http://www.typeone.jp/?p=9975
Posted by 吉澤