着手前の試乗でクラッチ系のオペレーションに違和感があったので降ろしたミッションの

メインシャフト周辺を拡大鏡を使い観察すると、、



都内にお住まいのEK9シビックさん、オドメーターは栄光の45万kmですね、
次の100万kmを目指してエンジン、ミッションのオーバーホールがメインの作業で入庫しました。



入庫したら先ず試乗して現状を確認、その後は高圧温水でエンジンルームや足廻りを徹底して洗浄します。



降ろしたミッションのクラッチハウジング側を見るとオイル汚れが多く堆積していました。
エンジンとの勘合ノックピンは痩せて隙間に水分が入りこんで錆が、それにしても盛大に錆びてますね~。



メインシャフトが摩耗、磨滅(青部)した段状です。約0,8mm径が細くなってました。これは凄い(笑)


メインシャフトはフライホイル中央部にあるパイロットベアリングで支持されています。
でもシャフトが磨滅していると言う事は、、、



パイロットベアリングの裏側(クランク側)は粉砕してます。
クランクシャフトとの隙間に座屈したベアリングの欠片が挟まる状態でした。とほほ。



クランクシャフトの後端部をシールしているのがリアカバーのオイルシール、ここからエンジンオイルが漏れしてました。
スプールバルブなどは漏れても緊急の問題はありませんが、このオイル漏れはクラッチの滑りの原因になるので
完全にドライが求められるんですね。



交換した古い燃料フィルターからタール状の「スラッジ」が、、これまで無交換、これが最初の交換だそうです。

価格¥4,420



念の為に燃料ポンプも新品に交換、これも人生初交換です。完全に元は取れてますね、

価格¥43,990



う~ン、入庫時のボンネット裏の状態、これでエンジンルームも想像が出来ますよね(笑)



NEWなエンジン、ミッションをキレイにしたエンジンルームにインストールなう。



完成後は約200km試乗して引き渡しです。スッキリとした清潔なエンジンルームは

清々しいです~。オーナーさま次回は10年後ですね。



 
 
 
Posted by吉澤